Tactics/Key諸作品におけるジュブナイル的主題の変遷と展開―通時性と共時性―(目次)

  本論は,『ONE〜輝く季節へ〜』(1998年,Tactics),『Kanon』(1999年,Key),『AIR』(2000年,Key),『CLANNAD』(2004年,Key),『リトルバスターズ!』(2007-2008年,Key)の五作品(以下,単にTactics/Key諸作品という)を,ジュブナイルファンタジーの連作として把握する立場から,一連のTactics/Key諸作品におけるジュブナイル的主題の変遷と展開,並びにその到達点を検討するものである。
  本論の初版は,Tactics/Keyゲーム評論集『永遠の現在』(theoria,2007年8月)に掲載されたものである。id:milky_rosebudにおいては,初版の掲載から一年を経過したことを踏まえて,その改訂版を逐次掲載する次第である。